買取と仲介の違いについて
買取・仲介に向いている物件
不動産仲介は仲介業者が買主を探す
不動産仲介は、不動産仲介業者が広告や案内などの売却活動を行い、主に個人の買主を見つけることを意味します。
不動産仲介業者は、不動産を自ら買い取るのではなく、売主と買主の間に立って売買契約を成立させる不動産会社です。
Point
売主が仲介業者を通して買主を見つけて売買契約が成立すると、売主は仲介手数料を支払うことになります。不動産仲介業者を介して不動産を売却する場合、買主が個人であっても不動産業者であっても、仲介手数料がかかります。

不動産買取と不動産仲介の違いについて
不動産仲介の場合、まずは不動産会社を選んで媒介契約を締結します。
この媒介契約の種類によって売却を依頼することができる不動産会社の数が決まります。不動産の買取においては買取側から提示される価格が基準となるため信頼できる不動産会社に依頼することが重要です。
買取
【買主】買取業者
【査定額の正確さ】必ず売れる価格設定
【難あり不動産】売れる
【契約不適合責任】免責あり
【売 却活動】不要
【売却契約までの期間】早期確実
【現金化までの期間】早い
【売却価格】買取相場(仲介相場より安い)
仲介
【買主】買取業者
【査定額の正確さ】売れるかもしれない価格設定
【難あり不動産】売りずらい
【契約不適合責任】負担あり
【売却活動】必要
【売却契約までの期間】長期不確実
【現金化までの期間】遅い
【売却価格】仲介相場(買取価格より高い)
買取に向いている物件
不動産買取向きな土地
建物の建築が困難だったり、造成など開発が必要だったり、権利関係の交渉が困難な土地は、不動産買取向きの不動産といえます。
例えば...
■変形地
■狭小地
■広大地
■借地権
■底地
不動産買取向きな建物
室内や建物の大規模なリフォーム、リノベーションが必要な建物は、不動産買取向きの不動産といえます。
例えば...
■築古戸建て
■築古マンション(区分所有)
■賃貸中ファミリータイプマンション(区分所有)
■老朽化賃貸マンション(一棟)
■老朽化古ビル(一棟)
■入居者が少ないアパート・マンション
仲介に向いている物件
仲介による売却に向いている物件の特徴もご紹介いたします。
仲介向きな土地
■整形地
■40~80坪(住宅向き)80~300坪(共同住宅向き)の更地
仲介向きな建物
室内や建物の大規模なリフォーム、リノベーションが必要な建物は、不動産買取向きの不動産といえます。
■築浅戸建て
■築浅マンション(区分所有)
■賃貸中ワンルームマンション(区分所有)
■築浅賃貸マンション(一棟)
■築浅ビル(一棟)
■満室稼働のアパート・マンション
Point
上記に該当して且つ駅5分以内、ブランド立地、人気路線、ブランド分譲地などの不動産は、居住用、投資用共に人気が高いので、特別急いで売却しなければならない理由が無ければ、仲介向き物件といえます。
不動産買取なら売りづらい物件も早期・確実に売却可能
これまでの内容をまとめると、仲介で個人には売り難いとされる下記のような難あり不動産、プロ向き物件も、不動産買取なら早期・確実な売却が見込める、ということです。
■変形地、狭小地、広大地
■借地権、底地
■築古戸建て
■築古マンション(区分所有)
■賃貸中ファミリータイプマンション(区分所有)
■老朽化賃貸マンション(一棟)
■老朽化古ビル(一棟)
■入居者の居る古アパート
■孤独死、自殺などの事故物件
■駅徒歩15分超、バス便、超郊外、不人気エリア、近隣嫌悪施設
■エレベーター無し、スキップフロアー、旧耐震、借地権